日本政策金融公庫の保証人や担保が不要な融資とは?
日本政策金融公庫には、無担保・無保証人の融資制度があります。
主に、「マル経融資(小規模事業者経営改善資金)」、「新創業融資制度」、「挑戦支援資本強化特例制度(資本性ローン)」などがあります。
【マル経融資(小規模事業者経営改善資金)】
一定の要件を満たし、従業員が20人以下(商業・サービス業の場合(宿泊業、娯楽業を除く)は5人以下)の方で、商工会議所、商工会または都道府県商工会連合会の長の推薦を受けた方が対象となります。
申込の際は、商工会議所、商工会または都道府県商工会連合会で相談が可能です。
なお、新型コロナウイルスの影響によって売上が減少した小規模事業者の資金繰りを支援するために、通常のマル経融資(2,000万円)とは別枠で設けられた1,000万円の融資枠の「新型コロナウイルス対策マル経融資」についても、無担保無保証人です。
【新創業融資制度】
新たに事業を始める方や事業開始後税務申告を2期終えていない方で創業時において創業資金総額の10分の1以上の自己資金(事業に使用される予定の資金をいいます。)を確認できる方一定の要件を満たす方が対象となります。
最大3,000万円(うち運転資金1,500万円)の融資に対応しています。
【挑戦支援資本強化特例制度(資本性ローン)】
新企業育成貸付、食品貸付および生活衛生新企業育成資金のうち「技術・ノウハウ等に新規性がみられる方」など、一定の要件を満たす方が対象となります。
なお、無担保無保証人に加え、この制度で融資を受けた場合、その金額については、金融機関の資産査定上、自己資本とみなすことができます。