利子補給が可能な商工中金の危機対応業務とは？

商工中金（政府・民間が共同出資の中小企業向け金融機関）では、新型コロナウイルス感染症の影響により資金繰りに支障を来している中小企業に対し、危機対応業務として、「新型コロナウイルス感染症特別貸付」を行っています。
当初3年間は金利負担も実質的に無利子とすることが可能です。

【「新型コロナウイルス感染症特別貸付」（危機対応業務）】の概要

１．対象者
新型コロナウイルス感染症の影響により直近１カ月の売上高が、前年又は前々年の同期比５％以上減少している方が対象です。

２．資金使途
設備資金および運転資金に利用可能です。

３．適用利率
商工中金所定の利率が適用されますが、別途利子補給制度により軽減されます。

４．利子補給
「特別利子補給制度」により、一定の要件（売上減少：中小企業▲20%以上、小規模事業者▲15%以上など)を満たす方は、最大残高1億円まで、当初3年間は実質金利０％となるまでの利子補給を受けることが可能です。 ただし、４年目以降はこの利子補給はありませんのでご留意ください。

５．貸出期間 設備：２０年以内（据置５年以内）
運転：１５年以内（据置５年以内）
据置とは、元本の返済が不要な期間です。

６.  貸出限度
元高：２０億円以内
残高：３億円以内