信用保証協会の保証付き融資は借り換え可能?
【借り換えとは?】
融資の「借り換え」とは、既存の融資を返済することを目的に、新しく融資を行うというものです。新しく行った融資金額は、既存の融資の返済に充てられます。
結果的には、借り換え前後で、融資金額の残高は変わりません。ただし、借り換え後の金利を現行の金利より低く設定したり、返済期間を長くすることで、資金繰りの安定化につなげることが可能です。
信用保証協会の保証付き融資について、借り換えが可能かどうかですが、結論としては、可能です。主に以下のような借り換え制度があります。
【借換保証制度】
借換の公的制度として、「借換え保証制度」があります。「借換え保証制度」は、信用保証協会の保証の付いた既往の借入金を新規保証の付いた借入金で返済する制度です。
保証の付いた既借入金について、期間のより長い融資への借換えや複数の保証付借入金の債務一本化を行い、月々の返済負担を軽減することにより、計画的な返済が可能な中小企業者の資金繰りを安定化するものです。
<対象者> ・保証申込時点において、保証付きの既往借入金の残高がある方
・セーフティネット保証による借換えを利用する場合は、セーフティネット保証の認定を受け、適切な事業計画を有している方
<資金使途> 運転資金・設備資金
<保証限度額> 2億8,000万円(中小企業組合は4億8,000万円)
<保証期間> 10年以内(据置1年以内)
<連帯保証人> 原則法人代表者のみ(個人事業主の方は原則不要)
<担保> 必要に応じて
なお、借換えに併せて、10年の長期返済で、且つ新たな事業資金の借入をすることも仕組み上は可能となっています。