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企業における「無借金経営」のメリットとデメリットとは?

企業における「無借金経営」のメリットとデメリットとは?



【無借金経営の主なメリット】
・利息支払が不要
利息の支払がありませんので、その分の資金は事業運営に利用できます。
仮に、借入額:4,000万円 / 返済期間10年 / 金利固定2.5%の条件の場合、支払い利息は500万にも及びますので、大きなメリットです。

・信用力
銀行では、企業が債務超過の場合、融資をしづらくなる、または金利が高くなる傾向があります。債務超過とは、簡単に言えば、他人から借りた借入金が自己資金を上回っている状況です。債務超過は自己資本比率などの指標で把握します。
無借金経営の場合、この自己資本比率の数値が高く良好なので、銀行からの信用力はとても高くなります。

【無借金経営の主なデメリット】
・将来への投資をしないケース
無借金経営を重視するあまり、手元資金を減らしたくないといの想いから、大きな投資をしないケースがあります。
 ただ、事業を発展させていくには、情勢に合わせて新たなことにチャレンジすることが重要です。ましてやこのご時世では、変化しないとあっという間に取りに残されてしまいます。
そうならならないためにも、設備や開発に対する投資を借入で賄うことを検討することが大事です。

・急な事象に対応できない
無借金経営はしているものの、手元資金が薄いときには、災害などの突発的事象で急な資金が必要になったときには対応ができません。
昨今のコロナ事情でもそうですが、借入で手許資金をある程度潤沢にしておくのも重要です。

【無借金経営を行う上での留意事項】
 無借金経営はそれ自体は素晴らしいことです。自己資金の範囲内で事業ができることは、しっかり顧客のニーズを捉えて時流に沿った事業ができていることの裏返しです。
しかし、昨今のコロナ事情にもあるように、何が起きるかわからないことを想定したうえで、日頃から金融機関と接点を持っておくことが重要です。

具体的には、決算書を提出し、有事に備えて融資枠を設定しておくことが望ましいです。
銀行では、個別企業ごとに、融資枠というものを設定しています。A企業で融資枠5,000万を設定していれば、A企業は5,000万円の範囲内であればいつでも借入ができます。この枠は1年更新となりますので、年度ごとに決算書を提出し更新しておきましょう。