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創業融資は日本政策金融公庫と信用保証協会の制度融資のどちらが良い?

創業融資は日本政策金融公庫と信用保証協会の制度融資のどちらが良い?

創業融資を利用することで、低金利で資金の調達を行うことができます。
余程赤字の経営をしなければ、金利を上回る収益を出すことはできるでしょう。


そんな創業融資には2種類あって、日本政策金融公庫の創業融資と、信用保証協会が信用供与する制度融資です。
ではどちらが良いのでしょうか。
本記事では、そんな二つの創業融資について解説していきます。


日本政策金融公庫の創業融資

創業融資を比較するのに様々なポイントがあります。

融資の限度額ですが、日本政策金融公庫の融資は3000万円までとなっています。そのうち運転資金が1500万円までと決まっています。
<の 返済期間は運転資金が7年以内、設備資金が20年以内となっています。運転資金とは、仕入れ代金、人件費、家賃、未回収売掛金などの事業を運営するために必要な資金で、設備資金とは設備や資産などを購入するための資金のことです。 <の<の 保証料率はなく、金利は2%前後です。

日本政策金融公庫の創業融資は自己資金の割合を決められており、10分の1以上ないと融資を受けられません。

日本政策金融公庫の融資は無担保・無保証人という特徴があり、担保をつける必要がありません。ただ、担保をつけるとその分多く借りられます。

審査の方法ですが、創業計画書に基づいて1時間程度の面談を受けます。その内容で審査の合否を決められます。受かれば融資を受けられることとなります。

申し込みから融資を受けられるまでは1ヶ月の期間を必要とします。


信用保証協会の制度融資

一方信用保証協会ですが、融資の限度額は3500万円と日本政策金融公庫よりも多くなっています。

返済期間は運転資金が7年以内、設備資金が10年以内となっており、設備資金が10年ほど短い期間になります。

保証料率は所定の料率で、金利は2%前後です。
自己資金の割合は日本政策金融公庫と違って定められておらず、自己資金の有無は関係ないです。

無担保であるところは同じですが、社長が保証人にならなくてはいけないというのが信用保証協会では決まっています。

審査の方法は日本政策金融公庫と変わりなく、創業計画書と面談で審査を行います。

申し込みから融資を受けられるまでの期間ですが、1.5ヶ月〜2ヶ月かかります。少し期間が長いことになります。


両者の違いについて

借入額については両者とも違いがなく、自己資金の2〜5倍です。
ただ、制度融資を活用される方は、利子補給や信用保証料の補助が厚いため、市区町村の制度融資を利用したがります。

しかし、市区町村の制度融資は資金量が限られているので、借りられる金額が小さくなってしまいます。 わずかな金利を惜しんで事業に必要な資金を確保できないなんてことになったら大変です。

次にスピード感の話ですが、日本政策金融公庫の方が融資を受けるまでは早いです。 制度融資は実行が2ヶ月を過ぎるなんてこともあります。2ヶ月も事業をできないということになると、それだけ利益を生み出す機会を失うということになります。 すぐに事業を始めたい人は注意しましょう。

担保と融資の話をすると、日本政策金融公庫の創業融資は無担保、無保証です。会社がつぶれたら、借金は返さなくともよいのです。制度融資は、会社が潰れたら責任を取らされます。
そう考えると、失敗する可能性はある場合は万が一のことを考えて選ばなくてはなりません。


日本政策金融公庫と信用保証協会のどちらが良いのかという結論をいうと、どちらも良いです。つまり、二つを組み合わせるというのが一番賢い選択肢になります。

より早く借りれる日本政策金融公庫の創業融資で実績をつくり、信用をつけ、創業融資に積極的な信用金庫で、保証協会付き融資で調達します。

日本政策金融公庫から創業融資に成功すると信用がつくので、追加で資金調達を他の金融機関から行おうと思った時に円滑に進めることができます。
そのため、この二つを組み合わせることで、資金調達をうまく進めることができるようになります。

審査方法は代わりのない二つですが、内容には大きな違いがあります。
二つをうまく組み合わせることで融資をうまく受けながら、会社の信用も獲得することができます。 しっかりと自分に必要なものを見極めて融資を受けていきましょう。