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日本政策金融公庫の融資の返済における「据置期間」とは?

日本政策金融公庫の融資の返済における「据置期間」とは?



日本政策金融公庫に提出する借入申込書には、「ご希望の返済期間」の欄に、「据置期間」が設定されています。これは何を意味するのでしょうか。以下に説明します。

【据置期間とは】

据置期間とは、元金返済が猶予され利息だけを払い込む期間のことをいいます。
通常の融資は、毎月「借入元金+利息」を支払います。据置期間が設定できると、元金部分の返済を後回しにできます。

据置期間は、例えば、創業当初など、売り上げがまだついておらず収益が累積していない場合にとても有効です。
大きな金額の支払いが発生しないため、資金繰りが安定するメリットがあります。

【据置期間の留意点】

据置期間終了後は、これまでは毎月支払いは少額の利息だけだったのに、急に元金の返済が発生するため、資金繰りを圧迫しがちになります。

(例)「借入額1,000万円」「返済期間5年」「年率2%」「据置期間2年」の場合
・当初2年間
「1,000万円×年率2%×30日÷365=約16438円」の利息のみ毎月支払います。
・2年目以降
利息(※1)に加え、「1,000曼円÷36か月(※2)=約27.7曼円」の元金支払いが追加されます。
※1 利息は元金が減るにつれ次第に低減します。
※2 返済期間5年-据置期間2年=「残りの3年」で元金部分を返済。

元本返済は、融資から数年後に到来することもあるので、忘れてしまっているケースもあります。このため、しっかりと返済計画を立て、来る元本返済までの間に資金を貯めておく必要があります。