【美容院】の開業におけるポイント

【概要】
 美容院はその華やかなイメージから、毎年、開業が多い一方で廃業の数も多くなっており、競争が激しい業界です。このため、固定ファンを如何につけるかが存続のポイントとなっています。

【開業手続き等】
 美容院の開業には、開業の1週間前までに保健所への届出が必要です。
資格については、経営者が美容師の資格を有している（または、美容師の資格を有する者を雇用している）必要があります。また、常時2名以上の美容師が所属する店舗では、「管理美容師」が必要です。
＜美容師資格＞
美容師養成施設で所定の学科を習得した後、学科・実地試験に合格が必要（実地試験受験には店舗での１年間の実地訓練期間が必要）
＜管理美容師資格＞
美容師として3年以上の実務経験を積んだ後、所定の講習の修了が必要

【開業のポイント】
・技術力
カットやパーマの技術力が伴なわないと固定客はつきません。そのためにも積極的に美容関連の大会に出場し上位入賞を目指すことも重要です。入賞した場合は、HPやSNSに掲示しアピールしましょう。美容室自体のランクを上げることができ高単価設定も期待できます。

・ウェブおよびSNSの利用
ホットペッパーなどのサイトに登録し、口コミを充実させることも一つの集客方法です。過去に良い評価の実績のある店舗とそうでない店舗では信頼感が全く違います。
口コミ投稿した場合は、割引クーポンを発行するなどのインセンティブを与えることで口コミ投稿を促しましょう。

・集客の工夫
 通常のサービス以外に、化粧品の販売や、エステ関係のメニューも充実させ顧客の囲い込みを行うことも有効です。また、郊外地域などでは、主婦層を意識してキッズスペースを用意するなど、幅広いニーズに対応する努力が必要です。