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日本政策金融公庫の創業計画書における「事業の見通し」の記載の仕方

日本政策金融公庫の創業計画書における「事業の見通し」の記載の仕方



日本政策金融公庫の創業時融資に必要となる、「創業計画書」の「事業の見通し」の記載方法についてご説明します。

日本政策金融公庫HPより引用


https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/pdf/sougyou_tebiki_book_202111.pdf

【売上高】
主な売上予測の方法は次のとおりです。業種の特性を考え最も適した方法を選び、検討してみましょう。
また、業界平均に地域事情などを加味することや、他の方法もあわせて多角的に売上高を予測することが大切です。

(例)販売業で店舗売りのウェイトが大きい業種(コンビニエンスストアなど)
<算式>1m²(または1坪)当たりの売上高  × 売場面積
[設例] 業種:コンビニエンスストア
・売場面積 100m²
・1m²当たりの売上高(月間) 16万円
・売上予測(1ヵ月)=16万円×100m² =1,600万円

〇業種に応じた算式
・飲食店営業、理・美容業などサービス業関係業種
<算式>客単価 × 設備単位数(席数) × 回転数
・労働集約的な業種(自動車販売業、化粧品販売業、ビル清掃業など)
<算式>従業者1人当たりの売上高 × 従業者数
・設備が直接売上に結びつき、設備単位当りの生産能力がとらえやすい業種 (部品製造業、印刷業、運送業など)
<算式>設備の生産能力 × 設備数

日本政策金融公庫HP参照:https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/sougyou02.html

【売上原価(仕入原価)】
売上原価は、売上原価は業界平均などを参考に算出しましょう。

【人件費】
人件費は従業員数もわかるように記載します。
アルバイトやパートの場合は、時給×想定労働時間×日数で算出します。
株式会社などの法人の場合は、役員報酬を記載します。
なお、個人営業の場合、事業主分は含めません。

【家賃】
事業用に契約している物件(予定も含む)の家賃月額を管理費も含めて記載します。

【支払利息】
支払利息(月間)は、「借入予定額 × 年利率 ÷ 12 ヵ月」で算出します。

【その他】
水道光熱費(電気、ガスなど)、通信費、交通費、消耗品などの事業に必須の経費を記載します。

【利益】
売上高-売上原価-経費の計算結果が利益です。借入金の返済元金はここから支払われることになります。