「日本政策金融公庫」の融資の特徴について

【「日本政策金融公庫」とは？】
「日本政策金融公庫」とは、国が100％出資する金融機関です。
個人や小規模事業者、中小企業などへ融資を行うことで、経済を活性化させることを目的としています。
 民間銀行等は営利法人であり、利益を最優先します。また融資に使う資金は「お客様の預金」であるため、特に、個人や小規模事業者、中小企業などの審査をシビアに見る一面があります。
 日本政策金融公庫では、そのような民間で融資を受けられなかった方でも審査申し込みができ、融資を受けられる可能性があります。

【「日本政策金融公庫」の主な特徴】

①創業融資に力を入れている
民間の銀行にとって、「創業融資」ほど難しい案件はありません。なぜなら、実績がないなどの理由で、将来性が見通しづらく、融資審査の承認が得られにくいからです。
日本政策金融公庫ではこのような創業融資にも力を入れており、無担保・無保人でも可能となっています。

②無担保・保障人なしでも利用が可能。
日本政策金融公庫では、無担保・無保証人でも融資可能なメニューが揃っています。

③固定金利で低めに設定
日本政策金融公庫では、ほぼ固定金利制を採用しています。変動金利のように、情勢にあわせて利息が上下しないので、返済計画が立てやすいメリットがあります。
また、条件を満たせば、一部の制度では1％ほどの低い利率で融資を受けられるケースもあり、金利面でも魅力的です。

④長期返済、元金据置
比較的10年前後の長期借入のメニューが多く、元金据置にも対応しています。
元金据置とは、元本の返済を待ってくれる期間です。その間は利息のみの支払いとなりますので、資金繰が安定します。
例）設備資金：返済15年以内（うち据置期間３年）→３年間は利息のみの支払い

なお、融資のお申込みは、基本的には日本公庫各支店の窓口に直接申し込みをすることが必要です。