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創業計画書の「創業の動機」のポイント、具体例をもとに説明

創業計画書の「創業の動機」のポイント、具体例をもとに説明



日本政策金融公庫の創業時融資に必要となる、「創業計画書」の「創業の動機」の記載方法について具体例を基に説明いたします。

【「創業の動機」の具体例】

「飲食業界において和洋中全ての料理に20年以上触れ、それぞれ料理長を経験しました。
料理界にいて感じたのは、健康食のニーズが高まっているということでした。特に和食料理長時代に提供していた手打ちそばについては、厳選したそば粉を利用しており、食感も良く健康にも良く美味しいということから顧客から評価を受け固定ファンもたくさんついていました。
 今後も高齢化社会が進む中、さらに健康食のニーズは高まると考え手打ち蕎麦屋の開業を決意しました。そば粉を利用したプリンなど品添えを豊富にすることで、年配の男女からファミリー層にまで訴求できる商品開発もでき、立地については自然を楽しめる観光地でターゲットとなる集客が一定以上あることも見込めています。自己資金も貯まりましたのでこのタイミングで創業を決めました。」

<ポイント>
・経験
その業界での経験をしっかり記載することが出来ています。そこで実感した問題意識や顧客ニーズをベースにした起業をいうことが理解でき、説得性があります。
・ターゲットが明確で、顧客ニーズを捉えている
ターゲットを明確にし、一定の集客が見込めることを記載できていることが重要です。
・自己資金
自己資金をある程度準備したという事実は、創業に対する熱意と計画性があると印象付けることができますので記載しましょう。

【留意点】
以下のような例は、ポイントを満たせておらず融資担当者に響かないため避けましょう。

〈例〉
「旅行関係の記事をネットで書いており一定数から閲覧されています。もっと本格的にやりたいので会社を起業し、渡航回数も増やして記事を充実させようと思っています。自己資金はあまりありませんが熱意はあります。返済も滞りなく行いますので宜しくお願いします」

・どんな経験から得た知識でのブログなのかわからない(ツアーコンダクターをしていたのか)ので説得性にかける
・サービスのアピールポイントが不明(沢山のブログ記事とどう違うのか分からない)
・記事から得る収益などの実績が分からず利益が出るのか分かりにくい
・主観的な思いが入り過ぎて、客観性がないので未来が見えにくい。