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融資申し込み時に必要な「企業概要書」の記載ポイントとは?

融資申し込み時に必要な「企業概要書」の記載ポイントとは?



企業概要書とは、はじめてお取引いただく方に、取扱商品・サービス等の企業内容について、簡単にご記入いただくものです。主な記載ポイントを紹介します。

①経営者の略歴
特に業界経験については、審査上、重要視されます。学歴や所属だけではなく、〇年経験した、〇〇の役職がついていた、販売実績でトップであったなど、具体的に記載しましょう
例えば、大会での受賞歴など客観的に秀でたものがあれば記載しましょう。

② 過去の事業経験
過去に事業をしていたか否かの有無について、該当箇所チェックしましょう。

③ 実際経営者
融資申し込み人と実際経営者が異なる場合、実際の経営者の名前を記載します。
その場合、なぜ異なるのか面談時に説明できるようにしておきましょう。

④ お借入の状況
事業主個人の借入れを記載する欄です。申し込み時点で残債がある場合は、記載します。例えば、住宅ローン、自動車ローン、クレジットカードローン(キャッシング分です)、等です。資金の使い道、借入残高、年間の返済額について嘘偽りなく記載しましょう。
 特に、カードローンは金利も高く、もともと手許資金の枯渇から利用していると捉えられがちですので、良い印象を持たれません。できる限り返済しておくほうが無難です。

⑤ 取扱商品・サービスの内容
取扱商品の名称・サービスの名称は一般的な言葉で誰がみても分かる形で記載しましょう。利益の根幹となる商品やサービスを、シェアも添えて記載することで、明確に伝えましょう。

⑥ セールスポイント
・その業界に競合他社があれば、自社が生き残っていける根幹となる強みを記載しましょう。「他社と比べてこの部分が差別化要因となる」と具体的に記載することが重要です。
・仮に同業他社との同様の商品を取り扱う場合でも、「コストを他社と比べて格段に抑えて事業ができる」ことも強みとなります。

⑦ 販売ターゲット・販売戦略
・具体的なターゲット層いわゆるペルソナを明記しましょう
・具体的な集客方法を明記しましょう(集客数計画書で作成済み)
販売ターゲットは具体的に記載することが重要です。男性・女性の性別、年齢、属性(会社員、ファミリー層、老夫婦、等)など細かく分類し、絞ることが重要です。
・販売戦略は、集客方法を主に記載します。情報過多の昨今では、むやみやたらに発信するのではなく、ニーズのありそうな顧客を事前に察知してアピールすることが重要です。例えば購買履歴からニーズを把握しピンポイントにSNSでプッシュ通知するなど、顧客訴求できる戦略を記載すると良いでしょう。

⑧ 競合・市場など企業を取り巻く状況
・ここはセールスポイントと関連する部分です。競合・市場など企業を取り巻く状況を整理、理解したうえで自社の強みが浮き出てくるからです。分けて考えないようにしましょう。
・その業界全体の市場規模で今後拡大するのか、横ばいかなどの大きな視点と、その中での自社の立ち位置を記載しましょう。競合他社が攻めている領域を把握したうえで、自社が目指すのはどこか、を記載できると良いでしょう。

⑨ 販売先・仕入先・外注先・人件費の支払
【販売先】
・販売条件について、現金なのか、掛け売りなのかなど、どのような条件で販売するのか記入しましょう。

【仕入先・外注先】
・必要な時期に、必要な商品(売れ筋商品や販売戦略に沿った商品)を、安定して供給してくれる仕入先や信頼できる外注先の確保が重要です。
・仕入条件として、現金なのか、買掛や手形払いは可能か。支払いサイトはどうなっているのか確認したうえで記載しましょう。

【人件費の支払い】
締め日をいつにして、いつ支払うのかを記載しましょう。
給料が支払えないことがないように支払日を意識した資金繰りを徹底することが重要です。