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取扱商品・サービスの記入はどうすればいいか

取扱商品・サービスの記入はどうすればいいのか

「取扱商品・サービス」の記入欄では、内容を具体的に記入すること、担当者に成功の見立てがあると思わせることが重要です。特に重要なのがセールスポイントの部分で、自社のサービスの強みや他社との違いなどを記入することで、将来性をアピールすることにつながります。
今回は、「取扱商品・サービス」の記入方法や、書き方のポイント/注意点についてご説明させていただきます。


取扱商品・サービスに記入する内容とは

取扱商品・サービスの部分に記入する内容としては、取扱商品/サービスの

・名前
・内容
・値段
・売上シェア
・セールスポイント
について記入をします。

公庫が事業主にこの項目を聞く目的は、商品やサービスの目的がどのくらい明確かを判断するところにあります。創業を考えているのに、内容があまりにも淡白すぎると、審査するときに「そんなものなのか、、、。」と思われてしまいます。
また、融資金額の返済は取扱商品やサービスによって得られた売上から返済されます。そのため、融資金額の返済が可能なのか、利益を出せるものなのかということ判断するためにこの項目が用意されています。


取扱商品・サービスの書き方

まず初めにいきなり各項目を書き始めるのではなく、創業する事業についてまとめましょう。

・どのような商品・サービスを提供するか
・毎月の目標はどのくらいに設定するか
・商品・サービスの値段はいくらにするか
・原価と原価率はどのくらいか
などについては最低限まとめておきましょう。この項目を整理しておけば、記入のみならず面接の対策にもつながります。

一通りまとめることができたら、記入を進めていきます。
ここでのポイントはアピールをすることです。取扱商品の名前、サービスの名前を簡潔に、かつアピールして記載をします。ただ単純にサービスの名前を書くのではなく、「どんな」サービスなのかまで工夫して記載をすることで、審査側にアピールできます。

取扱商品・サービスについて記入ができたら、次にセールスポイントを記入します。ここも上記同様、セールスポイントになりうることを全てまとめるところから始めます。
まとめた案の中から、ライバルと比較できる強みなどを洗い出し、それをセールスポイントとして記入します。実際にシェアを取り合う企業と比較調査を行うことで、より自社の強みを見つけることができ、他社との差別化を図ることができます。


記入する際のポイント/注意点

全体的に記入をする際に注意しなくてはならないのが、「具体的に分かりやすく書くこと」です。
取扱商品・サービスの内容を曖昧に書いた状態で面接を始めると、審査する側はその第一印象から面接を始めることになります。ビジネスの世界でもこの「第一印象」を覆すことはそう簡単ではありません。相手に悪い印象をもたれないためにも、しっかりと分かりやすく具体的に記入することを心がけましょう。 セールスポイントを記入する際のポイントとしては、しっかりと比較調査を行うことです。自社製品の価格が相場より安くても、他社がそれ以下で提供していた場合、強みにはなりません。しっかりと自社ならではの強みを見つけられるように、実際にシェアを取り合う競合企業との比較調査を行った上で臨みましょう。


融資を担当する担当者の人は、数多くの職種/企業を見てきているため、他社との差別化を行った自社にしかない特徴をしっかりと伝えることで、審査が通りやすくなります。逆に内容を淡白に抽象的に記入してしまうと、他社と比較されて審査が通らなくなります。
セールスポイントや商品/サービスの内容は一言で簡潔に終わってしまうのではなく、しっかりと自社の強みを主張できる工夫をし、具体的に納得のできる内容を心がけましょう。