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創業後の利益管理

創業後の利益管理

創業できたからといって、安心してはいけません。創業後の利益管理をしっかりと行っていないと、会社なんてあっという間に赤字になってしまいます。

国税庁によれば、75%の会社が赤字決算になっているそうです。25%の会社しか利益を出していないというのは、非常に残念な数字ですね。
そうならずに黒字を出すための利益管理について、この記事では説明していきます。


利益管理とは何をするのか

企業の目標は利潤の追求にあり、そのために計画的に収支を管理していくことを利益管理といいます。
利益とは、売上高から仕入原価、および販売にかかる諸経費を差し引いた額のことを言います。したがって利益管理は、売上目標の達成と諸経費を含めた原価を減らすという収支両面から行われるものになります。

固定費を上回る利益をあげられるだけの売上を達成してはじめて、黒字が生み出されることになります。

利益管理はこの黒字の状態を維持するために行っていかなくてはなりません。ここをうまく管理することができないと、世の中の75%の会社のように赤字経営になってしまいます。


黒字にするための利益管理

黒字にする方法として1つの傾向をご紹介します。
社長が売上確保だけでなく、財務数値に関心を持っている会社は黒字になるという傾向が出ています。 月次で業績と資金繰りを分析し、課題抽出を定期的に行っている企業は黒字になります。
利益がたとえ下がったとしても、赤字を生み出している原因を素早く分析し、解決策を講じることができる体制を取れていることが、黒字を生み出すことにつながっているのです。

つまり、黒字にするために重要な利益管理の方法とは、いかに利益を生み出すのかを考えることではなく、利益が落ちた時でもいかに対応できるか分析できる体制を常に作り上げることが大切になってくるのです。

月次で財務諸表を読み解き、改善策をとることは、誰でも簡単に習慣化できることです。 それにみなさんが思っているほど意外と手間もかかりません。 そんな簡単にできることを習慣化するだけで、会社の生存率をアップすることができるのですから、やらない理由はありません。

創業後には必ずこの利益管理の方法を取り入れるようにしていきましょう。


黒字を維持するためにやらなくてはいけないことは、利益を上げなくてはいけないという大きなスケールの話ではなく、目先の課題を一つずつ迅速に分析でき、解決策を講じれる環境を作るということになります。

何か特別な知識や能力を必要とするわけでなく、どんな企業でも取り入れることのできる手法ですので、みなさん是非この方法を取り入れて、黒字をキープできる素敵な会社作りを行っていきましょう。