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資本性ローンとはどんな融資でどんなメリットデメリットがある?

資本性ローンとはどんな融資でどんなメリットデメリットがある?



【資本性ローンとは】
資本性ローンとは、融資の一形態です。
「資本性ローン」は金融機関の資産査定上、負債ではなく自己資本とみなされるのが特徴です。
なぜ自己資本とみなされるかというと、元金の返済が毎月ではなく「期限一括償還」となることに起因します。
借入期間の最後に一括して支払えばいいので、財務を圧迫する懸念が小さいということです。
また、資本性ローンには、仮に倒産で返済不能に陥った場合に、その他の債務に比べ、返済の順位が後回しになる「劣後性」のある商品も多く、その点も自己資本とみなされる要因となっています。


【資本性ローンのメリット】

①融資を受けやすくなる
資本性ローンによる融資を受けると、その分、自己資本比率が改善されるため、金融機関の新たな融資の審査に有利に働くというメリットがあります。

②財務面の安定
元本部分を返済しなくても良いため、財務面が安定します。
例えば、借入期間5年で1,000万円借りた場合、5年目を迎えるまでは利息のみ支払って、最後の5年目の期日に1,000万円支払う形ですので、経営を圧迫しにくいです。

【資本性ローンのデメリット】

①黒字の場合は利息が高く設定
金利は基本的に、直近決算の業績に応じて見直されます。黒字の場合は、金利が高めに設定されますので留意が必要です。

②繰上返済ができず利息が高止まりに
通常の融資であれば、元金と利息を一定の割合で返済するので、期間の経過とともに、利息額自体は減っていきます。
しかし、資本性ローンの場合、期日までは元金の返済ができないため、利息額は減らないというデメリットがあります。