日本政策金融公庫の取引企業倒産対応資金(セーフティネット貸付)とは?
【取引企業倒産対応資金とは】 取引企業倒産対応資金とは、日本政策金融公庫が行う融資の一つです。
「取引企業など関連企業の倒産により経営に困難を来している方を支援する」ことが目的で、運転資金に利用できます。
【概要】
<対象>
対象者の例は以下の通りです。
取引企業など関連企業の倒産(原則、借入申込み受付前1年以内)により経営が困難な方で、次のいずれかに該当する方 ・倒産した企業に対して50万円以上の売掛金債権などを有する方 ・倒産した企業に対する取引依存度が20%以上である方 ・倒産した企業に対して貸付金や差入保証金などの債権を有する方 ・倒産した企業の債務を保証している方 ・倒産した企業の設置する商業施設に入居し、倒産企業の業況悪化の影響を受けるおそれのある方 ・倒産した企業から受注予定の商品や役務などが倒産により取り消された方 <資金使途> 取引企業など関連企業の倒産に伴い必要となる運転資金に利用可能です。 <融資限度額> 中小企業向け:1.5億円 個人事業主や小規模事業者向け: 3,000万円 <利率(年)> 基準利率※が適用されます。 ※中小企業の場合、基準利率は令和3年10月1日現在では、おおよそ約1%程度となっており、低金利に設定されています ※個人事業主や小規模事業者の場合は、担保の有無などによって基準利率は変動します。(令和3年10月1日現在では無担保の場合は2%台前半、有担保の場合は1~2%程度です) なお、基準金利は信用リスク・融資期間などに応じて所定の利率が適用されます <返済期間> 8年以内(うち据置期間3年以内) 据置期間とは、元本の返済を待ってくれる期間です。その間は利息のみの支払いとなります。 <融資のお申込み> 日本公庫各支店の窓口に直接申し込みをすることが必要です。 参考:日本政策金融公庫HP https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/06_tousanntaisaku_m_t.html