日本政策金融公庫の融資審査にかかる時間はどれくらい?
事業計画をスムーズに進めるためにも、資金の調達はできるだけ早くしたいところです。
ここでは、個人や中小企業の融資を多く手掛ける日本政策金融公庫の融資審査において、どのくらいの審査期間がかかるのか説明します。
【審査期間は何日?】
日本政策金融公庫で融資を受ける際の審査期間は、融資取引が初回の場合、面談から2、3週間程度となります。
ただし、2回目以降の追加融資を受ける場合は、既知のことが多いので、初回の審査期間よりは短いでしょう。また、業況が良く将来性も問題ない場合は審査期間が短くなることもあります。
一般的な審査の流れは以下の通りです。たくさんの関係者が目を変えて確認するため、相応の時間がかかります。
<審査の流れ>
①面談
②融資担当者が書類を確認・チェック
③審査担当の部署へ提出
④審査担当部内の担当、上席、部長などにおいて審査
⑤融資可否の決定
【審査期間が伸びることも?】
ただし、以下のような場合には、通常よりも時間がかかる可能性があるため、留意して下さい。
・担当が多忙である場合
・複雑なビジネスモデルである場合
・新規市場分野への融資
・提出書類の不備
特に、提出書類に不備があると手戻りが発生して審査に関係のないところで時間がかかります。書類訂正のための郵送のやり取りで簡単に数日必要となるからです。書類はしっかり見直したうえで提出することが重要です。