【トランクルーム業】の開業におけるポイント
【概要】
トランクルームサービスは大別して以下の2種類があります。
・倉庫事業者
倉庫会社に荷物を預ける寄託契約の形態です。保管義務があるため、破損などに対する補償を行う責任があります。また、出し入れは24時間可能ではなく、時間制約があります。
・非倉庫事業者
レンタル収納やレンタルボックスという名で展開されています。スペースを賃貸する賃貸借契約をなりますので、24時間出し入れが可能となっています。個人の私物を置く需要も増加しており、ニーズが高まっている分野です。
トランクルーム経営では、一般的にはFC加盟により、ノウハウや集客力などを得ることができるため、独立開業する場合に比べ、開業は比較的容易です。運営も一部任せることが可能です。
【開業手続き等】
トランクルーム業を開業するのに特別な資格・免許は必要ありませんが、預かった荷物の保管・管理を行う倉庫事業者がトランクルーム経営を行う場合は、国土交通省から倉庫業の登録を受ける必要があります。また、一致の基準を満たすことで「優良トランクルームの認定」を受けることが可能です。
なお、第一種住宅専用地域、第二種住宅専用地域、第一種住居地域、第二種住居地域では、倉庫業を経営することはできませんので留意が必要です。
【開業のポイント】
・FC選び
大手FCには、「ハローストレージ」「キュラーズ」「スペースプラス」などがあります。優良なFC選びとしては、客観的なデータを重視している、本部のサポート体制が手厚い、知名度があり経営が優良である、などの点に注意することが重要です。
・セキュリティ対策
顧客の大事な荷物の置き場となるため、監視カメラやセコムなどの警備システムの導入も考慮する必要があります。一度、窃盗などに合うと信頼を回復することに時間を要しますので、何らかの対策は必要となります。