「つなぎ融資」とは？

【つなぎ融資とは？】
つなぎ融資とは、一時的な資金不足を補うための融資です。あくまで一時的な資金不足なので、借入期間は短期の返済を前提としています。


【つなぎ融資の具体例】

つなぎ融資の代表例は、「売掛金の回収までの一時的な資金不足」です。
商品を販売しても、実際の販売代金入金日は数か月後になる、などタイムロスがある場合があります。入金までの間に他の支払いがあり、手元資金に余裕がないときは、一時的なつなぎ融資にて資金不足を補います。
そのほか、突発的な事象により一時的に資金が必要となった場合、つなぎ融資にて対応します。

【つなぎ融資の利用方法】
①金融機関の手形割引
代金の受取手形を銀行に持ち込み、現金化してもらう方法です。通常、手形は期日までは現金化されませんが、銀行等に手数料を支払い、現金化してもらうことができます。

②ファクタリング
ファクタリングは、売掛金を現金化するサービスです。「売掛金を業者に買い取ってもらい現金化してもらう」ことで早期の資金調達が可能です。

③日本政策金融公庫の利用
政府系金融機関で、貸出金利が低金利なことが特徴です。一時的な借り入れなので、低金利で済ませたい方にお勧めです。

④金融機関の当座貸越枠の利用
銀行などでは、個別企業に「当座貸越」枠を設定できます。当座貸越枠を設定すると、限度額（極度額）の範囲内で自由に資金の借り入れができ、都度審査も不要ですので、迅速な資金調達が可能です。