ベンチャー企業やスタートアップにおすすめの資金調達方法とは？

ベンチャー企業・スタートアップは、目まぐるしく変化する技術に対して、スピードを重視して対応することでビジネスチャンスをものにします。このため、開発資金などの必要な資金はできるだけ早く手に入れたいと思っています。
そのため、資金調達方法の幅は広がります。以下に代表的な調達方法を紹介します。

＜返済義務あり（融資）＞
【日本政策金融公庫の創業融資】
日本政策金融公庫は、創業者への支援を主な業務としています。金利は発生しますが、民間金融機関と比べて低金利で、無担保無保証人で利用可能ですので、初めて起業される方はまず利用を検討しましょう。

＜返済義務なし（投資家からの出資）＞
【ベンチャーキャピタル（VC）】
ベンチャーキャピタル（VC）とは、ベンチャー企業に対して、積極的に投資を行う投資企業です。未上場時に投資で得た株を、上場後に上昇した株価で売却し、その差益で利益を取ることを主な目標としています。
銀行など金融機関の関連会社や事業会社系、商社系などから資金を集めて投資をしますので、比較的大きな金額（２～３億程度）の資金調達も可能です。

【エンジェル投資家からの出資】
エンジェル投資家とは、ベンチャー企業などへ投資をする富裕層の個人投資家のことです。過去にビジネスに成功した社長など、多額の資金をもつ資産家です。
若い起業家を応援したいという思いから、投資をします。個人ですので銀行やベンチャーキャピタルに比べて少額の資金調達となります（数千万円程度）。

【クラウドファンディングでの資金調達】
クラウドファンディングとは、不特定多数の人から資金を集める仕組みのことです。
おもにインターネット上で募集するため、一般の人も、富裕層の人からも多くの層から資金調達を得ることができる手段です。
 個人から募ることになりますので、比較的少額な資金となります。例えば、「マンガを作成して販売するための資金」、「独創性なデザインの電化製品の開発資金」、最近では、「コロナ環境下、経営を継続するための運転資金」などにも利用されています。



事業開始後は、実績が目に見えて現われます。それに期待して、出資やクラウドファンディングで資金を出してくれる投資家が増える可能性がありますので、活用してみるのも良いでしょう。