【職業紹介業】の開業におけるポイント

【概要】
職業紹介事業の仕事は、企業等から求人の案件を取得し、その条件に該当する求職者を募って、応募から入社までを支援することです。
 企業側と求職者側がお互いに興味を持てば、双方の条件の交渉などを行い、入社の意向が固まったら、退職～入社までのフォローを行います。

【開業手続き等】
有料職業紹介事業を開業するためには、許可の要件を満たして、許認可を取得するための講習会を受講しなければなりません。
 この講習会は「一般社団法人 日本人材紹介事業協会」が主催するもので、HP上から申し込むことが可能です。講習を受講後、許認可の申請をし、申請してから２～３か月後に許可証が発行されます。

【開業のポイント】
・スキル等
求職者には、キャリアアップを求めているケースも多いため、幅広く対応できるようにキャリア・コンサルタントの資格があれば望ましいです。あらゆる業種にアンテナを張り、適格なアドバイスができるよう日々情報収集に努める必要があります。

有料の職業紹介事業を開業するには、上記の講習受講のほか、以下の要件を満たす必要がありますので事前に確認しておくことが重要です。

・直近貸借対照表における純資産額が500万円以上ある
・事業資金が、自己の名義の現金預金額が150万＋60万×（開業予定事業所数－1）以上ある
・謄本に有料職業紹介業を行う旨の記載がある
・役員や職業紹介責任者に、欠格事由に該当する人がいない